「はっ!!!うっかり睡魔の襲撃にヤられてしまったぁ。…て、今のなぁに?」


「……円周率、ダ。」






丁度、小数点以下2000桁目くらい。


この無機質な数字の並びがスキなのだ。


ぼーと聞いてると癒される……。





「へ、ヘ~ぇ。……うん!でもなんか壱吾クンの気持ち分かるヨ!!ゴールデンスリープには持ってこいの最強アイテムだよねっ♪」



……そーじゃねぇけど。


内心突っ込みつつ壱吾クンは賢明にも口を噤む。