壱吾クンの言外の圧力に、苺ちゃんの目がウルウル潤み始める。
『だぁってぇ……こんな事言ったら壱吾クンに迷惑だもん。壱吾クンに嫌われたらわたしっ、わたし…あぅ……』
苺ちゃん苺ちゃん、迷惑と言うなればストーカー行為が既に迷惑行為ですからね?
これ以上のどんな迷惑行為があるか。
『………嫌わねぇから。』
『鬱陶しいって思わない?』
『………思わねぇから。』
『迷惑じゃなぁい?』
『………迷惑じゃねぇから。』
『わたしのこと好き?』
『す…………。………。』
注意深い壱吾クンはうっかりひっかかったりしません。
ザンネン☆
苺ちゃんは悩み事であり壱吾クンへのお願い事を話した。


