目を開けるタイミングを逃し、寝た振りを続けたトコロ、苺ちゃんが顔で遊びだしたので益々目が開けられなくなった。



愛してるよ…とか、死んでも自分の口からは出ないような愛の言葉のオンパレードに羞恥で憤死しかけること数度。


いよいよもって目が開けづらくなった。






不意に手が止まり静かになって、苺ちゃんも起こすのを諦めたのかとほっと息を吐いたのも束の間のコト――――。






ちゅ☆


『でへへ♪ふぁーすときすあげちゃった~。』






唇にふにゃりと柔らかい感触と舌っ足らずな甘い声。












人が寝てるのをイイ事に何してくれやがんだあのストーカー娘はっ……!


苺ちゃんが去った後でも壱吾クン起き上がれません。


苺(ベリィ―)の甘い毒に一発KO







―――ノックアウト。






End/chapter*2

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