壱吾クンは静かに立ち上がった。

そして歩き出した。




背後で「ぁぁっ。」と声がして苺ちゃんが慌てて立ち上がった気配がした。






その瞬間、壱吾クンは久しく本気で走りだした。







悪ぃけども!!!


その告白にゃどう答えてイイか分かんねーぞっ

俺、人付き合い苦手なんだよ……っ。







もはや原因は人付き合い云々の問題ではない気もするが……。







心中で謝って壱吾クンは自称ストーカー苺ちゃんを巻いた。









それは忘れる事も出来ない

強烈にして輝かしい記念日。




壱吾クンにカワイイ彼女……




ならぬストーカーが出来た日。


end/Chapter1
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