………生だ。
生苺を入れたお陰で生地生焼け。
半分ジャム化した苺とゲル状生地の絶妙なマズ・ハーモニー。
「えへへ。壱吾クンへの気持ちをカップケーキにしてみました♪」
一体、どんな気持ちなんでしょーか、苺ちゃん。
「オイシイ?」
「……ま゛、ぁまぁ、ダナ。」
えぇ~。
良い嫁になるよ(にこっ)を想定していた苺ちゃん。ガッカリ。
(((てか、それ、かなりの過大評価ですから―――っ!!!)))
一同は口に出したいけど出せないツッコミに身悶える。
ともかく壱吾クンは食った。
食いきった。
ガンバッタね壱吾クン!!!