そこへ
「あ。壱吾クンだ!」
苺ちゃんの登場だ。
まさかフリョーな壱吾クンが掃除当番をマジメにやるなんて思わなくて見当違いな所を探しまくって遅くなりました。
ストーカーのくせに読めない苺ちゃん。まだまだデス。
って、苺ちゃんの壱吾クンに対するイメージって一体。
「あのね。これ食べて♪」
苺ちゃんは満面の笑みで壱吾クンにカップケーキを差し出した。
「…ぉぅ。」
お供えモノみたいなカップケーキになんて興味はないけれど。
苺ちゃんのなら欲しい。
だって他のと違ってちゃんと愛情籠ってるでしょ?
……ストーカーの愛情って所が微妙ですけれど。


