くるりと振り向いた壱吾クンに、チェリィーちゃんは硬直した。
ナニコレ!?
仁王!?
つか絶対犯罪犯してるやろっ!?
箒片手に振り返った壱吾クンがあまりにも仁王で、
関西人でもないのに微妙な関西弁で内心シャウトしてしまった。
しかし、苺ちゃんのライバル(自称)だけあるチェリィーちゃん。
「…あの、これ……イックンに食べて欲しいなって♪」
引きつる顔に命一杯の笑顔を浮かべて、カップケーキの包みを差しだした。
壱吾クンの隣にいた人体模型に。
((((アクロバットな防衛
キタ―――っ!!!))))
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