長い長い祈りが終わって 「未知子ちゃん、何お願いしたぁ?わたしはねーわたしはねー。」 「私?……ふふ、やだぁ…ハズカシイからヒ・ミ・ツ。」 「ええ~、イイじゃん。教えて教えてっ♪」 俺は、彼女と上手くいきますよーに☆ 龍一は誰も聞いてくれないので、こっそり内心で思った。 彼女のお願い事もそうであったらイイな~。 長く祈る姿を思い出し、にやぁ~と顔を緩ませる。 ドチテ坊や苺ちゃん。シツコイ。 恥ずかしがっていた未知子も観念して、ぽっと頬を染めて呟いた。