「別に。この女が生意気なだけだから、いじめてやってんの」




「ふーん。女って怖いね。裏でこんなことまでして好かれたいんだ?」



「あんたには関係ないでしょ?早く帰れよ」



「そーいうこと言うやつが1番ブサイクなんだけど」



今まで見たことのない、月希先輩の怖い顔。
こんな顔もするんだ・・。



「調子のんなよてめぇ」


「そんなこと言っていいんだ?なんなら今すぐ蓮呼んで、このこと全部話すけど。いいの?」



”蓮”という名前を出すと、一気に顔色を変えて
足早に帰っていった。こんなに態度変わるもんなんだなぁ。




「はぁ・・」私は、一気に力が抜けてその場にペタリと座り込んでしまった



「大丈夫?」月希先輩は、私のところへ駆けつけてくれた



「すいません・・。なんだか、こういうの怖くって。
すごい助かりました。ありがとうございます。」