「すいません!遅くなっちゃって・・」 助手席に乗って、息をととのえた 「大丈夫だよ。なんかあった?」 「えっと・・」 目線を落とした。 いいずらいな・・。 「ん?」 「じつは、蓮を教室で見かけまして・・」 「蓮を?」 「はい。じつは先輩らしき人とキ・・」 私の言葉の途中で、窓をドンドン!と叩く音がした なにっ?! チラリと横を見ると、怖い顔をした蓮の姿があった ひいっ・・怒ってる・・。 「叩くのやめなさい。」祐也さんは、あきれながら窓を開けた