「…尖ってる…。どうすれば…。」


鳩に豆鉄砲食らったような風珸。



「大丈夫…。簡単に丸められるから。」


私は耳の線先…つまり尖ってる方ね。


それを掴んで後ろに回した。




普通の人と変わらない耳に戻った。




「…マジ…?それで変わると…?思ったわけ?俺の気持ち。」


風珸は私を軽く睨んだ。



私は頷いた。