私は…話した。
「…ゲボッ…それは…嘘だよ…。」
「我も手伝おう。」
レイドも加わった。
「鈴夏の親はおらぬ…。」
私とレイドは悲しかった。
「…マジ…?」
びっくりしている風珸。
「本当…ゲボッ…だよ…。」
私は…言った。
「…何で…嘘なんか…?」
戸惑いながらも尋ねた風珸。
「…話して…ゴボッ…何のメリットがあるの?」
私は熱に浮かれながらも、風珸を睨んだ。
「みな、哀れみの瞳を出すだけじゃ…。」
レイドが加わった。
「本当は違うかもじゃん。」
「みな、大人は知っとるのじゃ…。」
「どういう事だ?」
「みんな…目撃者だから…。」
私は辛くなった。


