「何だよ?」 俺は不機嫌で答えた。 「あの術をまともに食らうとヤバイぞ…。」 「どうすんだよ?」 「ふん…貴様の冷静さには飽きれるわ…我が止められる。その隙に鈴夏に近寄れ。」 「え?止められる?」 俺はびっくりしてしまった。 「ああ…時間はない。我が止めた途端直ぐに行け。」 レイドは球を睨んでる。 俺は三段飛脚の準備をした。 膝を曲げるだけだが…。