鈴と風





俺は左手を鈴夏に向けた。


「…フリート ライト!!」


俺の手からは、光の球。


「なんだ…それは…。」


少し呆れ果てているレイド。


「フリートライトってのは、そのままだ。」


「は?光の球?」


「そうだ。だが、少し違うんだよな。」


「どういう意味じゃ?風珸。」


俺はその問いに答えなかった。











その球を発射したから。