「…少し攻撃していいか?」 「なぜ故に我に聞くのだ?自分でやれば良かろう。」 素っ気なく返したレイド。 「戦いなくねぇのは承知だよ。だが、今の鈴夏に通用するとは思えねぇな。」 「…分かっておったのか…。」 「俺だって同じなんだよ…。戦いなく無いよ…だが、やるしかねぇだろ?」 俺はニッと笑った。 「ふん…そなたの言葉を信じよう…。鈴夏を救うぞ。」 威厳さを取り戻したらしいレイド。 その目は、鈴夏を救いたいって気持ちがあった。 さってと行きますか。