鈴と風





「フゥ…もう遊びは終わり。行くよ?」


鈴夏が左手を空に掲げた。


そして、俺たちに向けた。



「…ダーク レイダース。」


鈴夏の手のひらから、闇系の球が出てきた。


やべっ…。







俺たちは左右に避けた。







「何だよ!!アレって!!」


俺はレイドに問いた。



「…“闇の星”…。アレに当たるとヤバイぞ…。」


「どんな風に?」


「…死ぬかもしれん…。」


睨みながら答えたレイド。



睨むなよ…。












…鈴夏を相手にしたくないな…。それはレイドだって分かってるだろう…。