茶のストレートロングは黒に染まっていて…額に暗闇の月…。


瞳は、両方とも黒に染まっていて…真ん中に星…。


真っ白だった制服は…真っ黒になっていたんだ…。







「鈴夏…なのか…?」

俺はオドオドと問いた。


「そうだよ?風珸。」


俺を少し睨むように話した鈴夏。


「…鈴夏…。」


隣にいるレイドが言った。

その声は怯えていた…。