鈴と風




「どう言えば信じるのだ?光のプリンスよ。」


レイドが言った。


「…何でそれを…?」


俺は驚いている。



「何だ?知らんのか?風珸という名前はこちらでは光のプリンスと呼ばれておるのだぞ?」


しらねぇよ…。


「って言うか…何で俺の名前知ってんだよ?」


「…どう言えば良いのだろうか…?」

レイドは困惑している。


「レイド。お前は何歳だよ?」


「ん?我か?ウーム…。長生きしておるからな…。だいたい280はいっとるかのう?」


あっさりと言いやがった…。


「…そんじゃ…老人?」


「我は人ではないが…?」


「…老龍…?」



「ウーム…。我の世界ではまだまだ若い方じゃぞ?」


「へっ?」



「長生きをして2000ぐらいかの?」


レイドは首を傾げて言った。



そんなのあっさりと言いやがった…。



「…俺らじゃ違うんだな…。」


「そうしょんぼりせんで良いだろ?我が悪いみたいでは無いか…。」


「…いや…鈴夏…。」


「…鈴夏は闇にいるぞ?」


「はっ?」


俺は驚いてレイドを見た。



「あやつ…何を考えておるのだろうな?」



「へっ?」



「いきなり我に地上に出ろと言ったのじゃぞ?」


鈴夏が…?

















そんなの信じない…。