「行き先は分かるぞ…桜ヶ丘山しかない…。」



「なら行こうよ!!」


「準備してへんのに、どうやっていくんや?風珸。」



風珸はうなだれた。




「鈴夏の目…暗かってん…。」


「見えたんな?塔雅。」


塔雅は頷いた。




目は、闇にしか信じないという目やった…。







鈴夏…。