「あの子には…気をつけてね…。」


璙雩…誰にだよ?


「…人の心を操る…。」


「サキュバス使い手か?」

璙雩は頷いた。


「えぇ…サキュバスの…柊花(しゅうか)にはね…。」


「分かった。気を付けるよ。」

璙雩は安心したのか、サッと去った。








サキュバス…。







めんどくさい…。