「…嘘よっ…。」

信じられないみたいだね…璙雩。


「…あいつは…嘘好きだからね…。」


「さっきから、あいつってなんのことや?」


「塔雅…。私たちの国…妖国の事…。」


「妖国…?」


「妖怪が集う場所じゃなかったのか?」


「そう…そのまま…。あいつは…キングだ…。」


「キング…王様…?」

「……。」


私はレイドの言葉に頷いた。