私は少し不機嫌になっていた。 「何しとるんや?」 なぜあなた方はここにいるのかしらね? 「大阪に帰らないの?」 「何で帰るん?鈴香がここにいるのにやで?」 …帰る気無いね…。 「会いたかったわよ?私の妹。」 …嫌な声…幻聴か? 私は無視した。 「何無視してんのよ?」 …幻聴…じゃないか…。