「…転校…?」


「実はあの後、ここに転校すること決まっていたの…。」


うなだれる鈴香。


「そろそろ…関西弁使ってもいーよ?私たちは困らないから。」


私は鈴香に言った。


「ありがと…。鈴夏…。うん…転校決まっていたんや…。」


「嘘やで…。だって…別れ…。」


「言わなかったんは…あなたの元を離れたくなかったんや…。」


「……マジでか…?」



鈴香は頷いた。