鈴と風





「放火…。それは置いておこうか…。」


「ああ…神殿の笛ってなんだ?」


私は笛を出した。



銀色に輝いていて、フルートみたいな形だ。



真ん中あたりに、天使の象徴である翼がついている。



「これが…神殿の笛…。」


私は頷いた。