「鈴夏ちゃん♪」

あの後からしつこく迫ってくる龍瑚。


うざったい…。


「何のよう…?」


「そんなに不機嫌にならんでえーやん?」


笑ってご機嫌どりか?龍瑚。


あいにく、私には効かない。



「退け…。」


私は睨んだ。


「嫌やな…。オレは鈴夏ちゃんの事が好きなんやで?」


「まだ言うか…?さっさと退け。」


「そう言われたら、ますます嫌やな。」



「退けと言う言葉が聞こえんのか?若造。」


レイドが助け舟を出した。


「へぇー…龍かぁ…。」


口調でわかんだろ…。


私はレイドを睨んだ。


レイドは怯んだ。