「そうなんだ…。」
俺はびっくりしている。
「学校で習わんかったか?」
「レイド…今日だからね…。風珸…休んでたから…仕方ないと思う。」
「今日?!マジかよ…。」
俺は落胆した。
「…毒タイプは格闘…。だけど、あっちにも…。」
ブツブツわけ分からん事を並べる鈴夏。
「風珸…。鈴夏は弱点を選んでおるのじゃ…。」
呆れ顔のレイド。
「何で…分かったんだよ?」
俺はびっくりした。
「顔に書いておる…。毒タイプには、格闘タイプじゃが…詩織のタイプを知らんので迷っておるのじゃ…。」
「ああ…詩織と瑠衣花はちょくちょく変えやがるからな……。流石の鈴夏…でも…。」
「フン…何を言っとる?鈴夏にはたくさんのキャリアがあるのじゃぞ?」
威張るように言うなよ…レイド…。
「言い過ぎだろ…レイド…。少し黙ってなよ…今考えて…って…チョット待て…風珸…タイプ変えるって言わなかった?」
「…ん?ああ…言ったな。あいつら、相手の弱点を知ってるんで、そのタイプに変えて戦うんだ。」
「フン…なら良し…。それに合わせればいいわけね…。」
決めたのか…。
「タイプ変更早いんで気を付けろよ…。」
俺の忠告に鈴夏は親指を出した。


