鈴と風






「風珸…そこにいてくれ…。」

鈴夏は俺がここにいるよう言った。


「何でだよ?」


俺はムッとして反論した。



「治したっても、ごくわずか。途中倒れたら、大変だから。」


……。




「俺は参戦しなくていいってこと?」


俺は首を傾げながら、言った。


「…そういうこと…。何とか…頑張るから…。」



集中している鈴夏。




「我がやろうか?」


レイドが助け舟を出した。


「いや、風珸を守ってくれ。」


鈴夏はきっぱり断った。










「バトル スタート…。」


鈴夏が開始の言葉を言った。