鈴と風





「1vs2ってわけ?別にいーけど?」


アッサリと承諾すんじゃねぇよ…鈴夏。


「フフッ…物分りいーじゃない?」


やる気満々なんだな…詩織。


俺は溜息をついた。



「風珸…あなたも参戦なさい。」


「はっ?」


俺は驚いて窓から落ちそうになってしまった。



「俺…今は風邪ひいてんだけど?」


戦うには余り不便じゃないが、少しだるさがあるな…。



「風珸…気付いてないわけ?」


冷めた瞳でみんなよ…鈴夏。


「貴様の風邪なら、とっくに鈴夏が治しおったぞ?」


レイド…戦えってか?














「分かったよ…鈴夏とダック組むよ…。」


俺は渋々承諾した。