鈴と風





「あら…?あなたの方こそなめないで?あたしは最強なんだから。」


挑発するような口調で喋る瑠衣花。



「…うざったい…それと、あなたってやめろ…。」


睨む鈴夏。



「…?なんて呼べばいいのかしら?凡人?」



「ますます悪くなってるよねぇ?バカ二人?鈴夏でいいよ…。」


ハァとため息をついた鈴夏。



呆れてんな…。







「バカって何よ?あなたの方こそバカじゃない?」


「おい…やめとけよ…詩織。鈴夏は俺と同じ学級だぞ?」


「ハァ?バッカじゃないの?!こいつなんか…あり得ない…。」



動揺している瑠衣花。









事実だっての…。






俺は頭を抱えた。






疲れた…。