「もしもし〜?」
『もしもし?優季?』



いつも通りの冷静な声。
あたしは今日あったことを、
麗七に話した。



『うーん、まぁ、あたしも恋とかはよくわかんないけどー。優季が何に揺れているのかは分からないわー』

「だよねぇ…」