「そうちゃん、ごめんね…?」

「優季…」



「ぁっ…ありがと…ぅ…優っ…季…」


恵里香は泣きながら頭を下げた。

恵里香……。



あたしは恵里香を抱きしめた。

うちの学校に、悪い子なんていない。

きっと、
きっと良い人ばかりだから。