「ごめんな…俺のせいで…」


そうちゃんは、少し震えた声で、
囁いた。


「俺は優季以外の女を好きになる気なんかねぇから……好きだ…優季…っ」


その言葉に安心したのか、
また涙が出てきた。


すると、そうちゃんは、
そっと涙を拭ってくれて。


「泣くなよ…目腫れんぞ。あ、そうだ。明日デートだからな。忘れんなよ」


あ、ほんとだ。
明日は土曜日。

約束の日。


「あぁ〜…んー、キスしたいけど、明日の為にとっとくわ。その代わり明日はなぁ…?」


「ばかっ!/////」

明日…楽しみだな。