あの時。短編*





「ねぇ、」


振り向くと麻実華がいた。



「麻実、なんかした?
なんかしたんならいってよ、別に何もしてないし、親友だと思ってたけどもぉ
元に戻る気ない、集団でしかいれないとかまじ弱いんだけど。
ありえない。」



少し沈黙が続いた。




「なんで泣いてるの?」

聞かれた私はなんて言えばいいかわかんなかった。



泣いてないのに、