あの時。短編*










「卒業おめでとう!麻実!夏海!」



お互いのお母さんからの言葉だった。


私達は走った



私達あの時あやまちに気づけなかったら
いまどうなっていただろう、と考えると
胸が苦しくなる。


でも、


でも…



時にぶつかり合う、これが仲良しなんだ。