「ほおお。そうなんだ、山内君よりかっこいいんだ。それはそれはとっても興味深いわね」
葉ちゃんはニヤニヤしながら「それで仕事はなにしてるの?」と質問の続きを促してきた。
「仕事…は、インテリア関係諸々…」
朔ちゃんの仕事のことを訊かれて、それまでとは打って変わって声も小さくなって言葉を濁した私に、葉ちゃんは怪訝な顔した。
「ん?インテリア?───あら?………ねえ、その朔ちゃんって人、フルネーム……山内…」
葉ちゃんがテーブルに乱雑に置いてあった資料や本や雑誌をあさりはじめて、その中の一つを取り出した。
パラパラパラとせわしなくページを捲る姿を見ながら、ハアと憂鬱なため息を吐く。
そして、あるページでぴたりと捲る手を止めた葉ちゃんが目を丸くして私を見てきた。
だから、私はそれが正解だという意味でこくりと頷いた。
「ちょ、は?まさか!え?えええ?」
うん、まあ、パニくる気持ち、わからなくもないよ。
葉ちゃんはニヤニヤしながら「それで仕事はなにしてるの?」と質問の続きを促してきた。
「仕事…は、インテリア関係諸々…」
朔ちゃんの仕事のことを訊かれて、それまでとは打って変わって声も小さくなって言葉を濁した私に、葉ちゃんは怪訝な顔した。
「ん?インテリア?───あら?………ねえ、その朔ちゃんって人、フルネーム……山内…」
葉ちゃんがテーブルに乱雑に置いてあった資料や本や雑誌をあさりはじめて、その中の一つを取り出した。
パラパラパラとせわしなくページを捲る姿を見ながら、ハアと憂鬱なため息を吐く。
そして、あるページでぴたりと捲る手を止めた葉ちゃんが目を丸くして私を見てきた。
だから、私はそれが正解だという意味でこくりと頷いた。
「ちょ、は?まさか!え?えええ?」
うん、まあ、パニくる気持ち、わからなくもないよ。

