「は?山内君のお兄ちゃん?え?どういうこと?なんで花菜が山内君のお兄さんと知り合いなの?それもマンションに行くほどの親密さって」
「いやいや、マンションに行ったことはあっても、まだお部屋には入れてもらったことないんだから、親密ってほどじゃないと思うのよね。
少なくとも私のほうは朔ちゃんとはもっと親密になりたいと思ってるけどね~」
そんな瞬間を妄想してうっとりしている私を葉ちゃんは冷めた目で見据えて、鬱陶しそうにため息を吐いていた。
「………花菜、とりあえず先に質問に応えてくれない?正直いろいろ意味がわからないわ。
まずはアンタと山内君の関係からね。
高校時代、そこそこ話はしたことあっても親しそうだとは思わなかったんだけど」
「まあ、一応幼なじみってやつ」
「は?幼なじみ?………全然気づかなかったわ」
「うん、幼なじみって言っても別に旺司郎とは仲良くなかったからね、誰も気づかないだろうし、私もわざわざ言うことでもないと思ってたし」
幼なじみが誰もカレも親しいとは限らない。
現に、旺司郎のことは朔ちゃんの弟、くらいにしか認識してないし、お互いほとんど話したことはない。
「いやいや、マンションに行ったことはあっても、まだお部屋には入れてもらったことないんだから、親密ってほどじゃないと思うのよね。
少なくとも私のほうは朔ちゃんとはもっと親密になりたいと思ってるけどね~」
そんな瞬間を妄想してうっとりしている私を葉ちゃんは冷めた目で見据えて、鬱陶しそうにため息を吐いていた。
「………花菜、とりあえず先に質問に応えてくれない?正直いろいろ意味がわからないわ。
まずはアンタと山内君の関係からね。
高校時代、そこそこ話はしたことあっても親しそうだとは思わなかったんだけど」
「まあ、一応幼なじみってやつ」
「は?幼なじみ?………全然気づかなかったわ」
「うん、幼なじみって言っても別に旺司郎とは仲良くなかったからね、誰も気づかないだろうし、私もわざわざ言うことでもないと思ってたし」
幼なじみが誰もカレも親しいとは限らない。
現に、旺司郎のことは朔ちゃんの弟、くらいにしか認識してないし、お互いほとんど話したことはない。

