朔ちゃんの事務所に行くよりマンションで待ってたほうが私的には助かるんだけど。
『……わかりました。コンシェルジュには連絡入れておきましょう』
「ホント?ありがとー!朔ちゃん!」
電話の向こうの朔ちゃんはきっと、眉間に皺寄せてうんざりした顔をしてるだろうと予想できてしまうけど、私は初めて行く朔ちゃんのマンションの部屋へとすでに意識は向いていた。
「じゃあ待ってるね!」
できればお部屋の中で待っていたいけど、過保護なくせに生真面目でお堅い朔ちゃんは、恋人でもない私が、勝手に部屋に入ることどころか、マンションに来ることも今までは許してくれなかった。
だから今日はかなり譲歩してくれたんだよね。
ウキウキしながら朔ちゃんとの電話を切ると、葉ちゃんのジトッとした視線に気づいて思わず肩を竦めた。
『……わかりました。コンシェルジュには連絡入れておきましょう』
「ホント?ありがとー!朔ちゃん!」
電話の向こうの朔ちゃんはきっと、眉間に皺寄せてうんざりした顔をしてるだろうと予想できてしまうけど、私は初めて行く朔ちゃんのマンションの部屋へとすでに意識は向いていた。
「じゃあ待ってるね!」
できればお部屋の中で待っていたいけど、過保護なくせに生真面目でお堅い朔ちゃんは、恋人でもない私が、勝手に部屋に入ることどころか、マンションに来ることも今までは許してくれなかった。
だから今日はかなり譲歩してくれたんだよね。
ウキウキしながら朔ちゃんとの電話を切ると、葉ちゃんのジトッとした視線に気づいて思わず肩を竦めた。

