「とにかく、お見合いのお話は進めていきますからね、そのつもりでいらっしゃい!
────さあさ、この話はもうこれでお終い。花菜も今から大学でしょう?遅刻するわよ。
…………これで花菜の結婚が決まれば25年ぶりの新婚生活が待っててよ、静矢さん。うふふふふ」
「はあ??」
新婚生活って…静矢さんって(もちろん、パパのことだけど)
半ばスキップしそうな勢いで鼻歌を唄いながら携帯を手に持ち、奥の部屋に消えていくママを茫然と見送りながら、最後にこぼしたあれが本音だな、と盛大なため息を吐いた。
───────
「あー、要するに、花菜のママさんは北山家がどうとか、いろんな理由をつけながら、実は早くパパさんと二人になりたいから、最後に残った邪魔な末娘をさっさと永久就職させちゃおうってことね」
「邪魔って、葉ちゃんひどいぃぃ」
「その通りでしょー」
「うぅぅ…その通り…ですぅ」
残念なことに、どうやら私はお邪魔なようなのだ。
────さあさ、この話はもうこれでお終い。花菜も今から大学でしょう?遅刻するわよ。
…………これで花菜の結婚が決まれば25年ぶりの新婚生活が待っててよ、静矢さん。うふふふふ」
「はあ??」
新婚生活って…静矢さんって(もちろん、パパのことだけど)
半ばスキップしそうな勢いで鼻歌を唄いながら携帯を手に持ち、奥の部屋に消えていくママを茫然と見送りながら、最後にこぼしたあれが本音だな、と盛大なため息を吐いた。
───────
「あー、要するに、花菜のママさんは北山家がどうとか、いろんな理由をつけながら、実は早くパパさんと二人になりたいから、最後に残った邪魔な末娘をさっさと永久就職させちゃおうってことね」
「邪魔って、葉ちゃんひどいぃぃ」
「その通りでしょー」
「うぅぅ…その通り…ですぅ」
残念なことに、どうやら私はお邪魔なようなのだ。

