「おい!もしもーし!!」

びっくりしたー
前から顔を覗かせていたのは
久我山俊?という人だった。

「やっと気付いた!俺、久我山俊。あんたは?」
「す、鈴木穂野華…」
「穂野華ね!!よろしく♪」
「よろしく。」
ニコニコしながら
挨拶をする久我山くん。

「あっ、こっち小中一緒でめっちゃ仲良い大親友の『篠山翔太』な」
小中一緒なんだー…
「よろしく」
篠山くんに挨拶され
こちらも適当にニコッと笑い
「よろしくね」
と返した。

そう。
これが翔太との出会いだった…

この時の私は
まだ何も知ることは無かった

これから始まる
『恋』のことを…