「雫?大丈夫だった?」
雅が聞いてきた。

「大丈夫だったよ。雅は?」

「私も大丈夫だったよ。雫は主治医の先生と仲がいいの?」
雅は不思議そうな顔をした。

「えっっとね、私の主治医は、私の彼氏なの」

「え??」
雅はすごくびっくりしていた。

「私の主治医も彼氏なの」
次は私がびっくりした。

「主治医って言ってもまだ研修医だけどね。彼の指導医の先生が主治医だったっんだけど、付き合ってるなら、主治医になれって。彼のことも信頼してるし、前の主治医もとてもいい先生でね。彼のフォローもしてくれるから安心なの」

雅の彼氏は研修医なんだ。



「雨宮さん、佐伯さんどうぞ」