それでも彼が好き

雅は扉を開けると、翼に抱き付いていた。

「ただいま。どうした??さみしかったのか?」

翼は雅を抱きしめると、

「雅?しんどいのか?熱高いよ」

翼はそのまま雅を抱きかかえると、私がいるベットに運んできた。

「雫。なんでここにいるんだ?雫も体調悪いのか?顔が赤いぞ」

翼は雅をベットに寝かすと私の額を触って

「あっつ!!」

と一言。

「渉さんには言ってるのか?」

翼はなんだか焦っていた。

「電話してもでないんだもん」

翼は一人でぶつぶつと、飛行機は電源切ってたし、もう渉さん家に帰ったかな?まだ、タクシーの中か?どうしたら連絡つくかな?

一人で焦りまくっていた。