内緒の気持ち

「も、、。」


先生が、口を開いた。

「えっ?」

「俺もだよ。」




「知ってます。分かってますよ。」


私は強がった。




「じゃあ、なんで
そんなに泣いてんだ?」


そう言って先生は優しく涙を
拭ってくれる。





「でも、佐藤。
釘をさしたい。
お前には卒業するまで
一切触れない。男として。」




先生はきっと。わたしのこと

一番に思ってくれている。



わたしにはそれだけで

十分だった。



「じゃ、じゃあ私達は、、」





「付き合ってくれ。」





「はい。」




こうして私達は

付き合う事になった。