内緒の気持ち

わたし、ジャンケンで
負けてあんな格好で、、。」



「そうか、、。

勿論似合ってたよ。
似合ってたけど
あの衣装は駄目だろ。
学生向きぢゃないというか」


「はい、、。思います。」



「あれで、明日一日
出店やるんか?」


「はい、、。」



そう言うと先生は少し
顔を強張らせた。

「よく無いなあ。」



「あ、先生、わたし、もう
ジャージ返したので、
帰ります。」


「おう、送るよ!」



「えっ、でも私
歩きで帰れる距離なので、、。」



「だから?お前大人に甘えろ
歩きつっても歩いて30分じゃないか。」



「はい、、。」



私はその日先生に
乗せてもらうことになった。