すべてを打ち明けた時

莉奈は涙を流しながらも
眩しい笑顔で

「なんで早く言わなかったのお」


そう言って

私の頭をポカポカと叩いた。



「でも。そうよね?言われてみたら
怪しいわ。あんたと先生。
まず。あんたが倒れた日、あの日
保健室で付き添おうとしたら
先生が、俺がいるからお前は
授業にでろっていってたのよね、

よくよく考えると可笑しな話よ!」


その時、先生がついててくれたことに
お礼を言えなかったことを

今になって後悔した、、。




そんな時、放送が鳴り響く。

屋上のスピーカーが
私達に語りかける。
というか、怒鳴りかける。

ーピンポンパンポーンー


13HR 佐藤。香川
職員室まで来なさい。ー



私と莉奈は放送を聞いて顔を
見合わせた


「夢菜のせいで怒られるんだから!」


なんて、笑いあった。