内緒の気持ち

ーでも、個人的には困るー

それって


私告白する前にふられた？





涙がこみ上げる。


分かっていたことだけど
やっぱし辛いや。



止まれ！止まれ！
なみだ。。


そう思ってもあふれる涙。


「うっ、ひっく」

声が漏れる。


「佐藤、、。」

先生が私を呼ぶ。

呼ばれた方をみると

先生はとても切なそうな顔を
して言った。

「そんなに、泣くほど
その人の事好きなのか。」




「すみませんっ、っく、
でも、先生の気持ち、
分かりましたから。」


そう言って立ち去ろうとしたとき

ーガシッー

「俺の気持ちって？」

先生に手を掴まれた。

ここまできても

先生はしらばっくれるのかな。

私の気持ちは
パンクしてしまったんだ。


「だから、先生は
困るんでしょ？
自分の気持ち大切にしろ
みたいなこと言ったり、

困るとか言ったり！

分からないよ、先生。

私が子供だから。
告白する前にふるんでしょ？

困るなら困るって
きちんといえば良いのに
はぐらかして、

わたしはどうしたら良いの？

私、きちんと、先生が
断ってくれたら
この気持ちを飲み込めたよ？

期待させといてズルいよ。

っく、ひっく」


言い終えても涙は止まらない。


「、、佐藤、、その好きな人って
俺のことなのか？」


先生の意外な一言に少し驚く。

先生は、
わかってなかったの？
私の気持ち。

だとしたら、あたし、、

「気づいてたんじゃないんですか？」



「あっは、そ、そうか。」

先生は笑った。


状況がよくわからない。。。


「先生、あの」


ーグイッー

そのとき私の唇は
先生に奪われた。


「え、ちょっんっんっふ」

長いキスに声が漏れる。


唇の角度が変わるたびに