ー佐藤!!ー
ーゆめなぁぁー
ー俺が運ぶ!ー
いろんな言葉が
ごっちゃになって聞こえる。
「気づいたかっ?!」
あれ、ここ、、。
保健室?あたし、なんで。
せ、先生!?
「先生、?!」
私の顔を見て
安心したような表情を見せる
先生。
「佐藤、おはよう」
おはよう?!
「あのー、先生
何でこんな事に?」
私は先生に尋ねる。
「お前、朝校門で俺と
話したの覚えてるか?」
「は、はい。そんで
あっ!!思い出しました。」
そうだ、私、きっと
倒れたんだ。
「お前、寝不足だったんだろ?
星野先生[保健の先生]が
きっと寝不足だろうって言ってたぞ!」
「すみません。」
起き上がって謝る私。
「何で、寝ないんだ?
忙しかったのか?」
先生は心配そうに
私を見つめた。
「考え事してたんです。」

