内緒の気持ち

「そうか、あの時の中学生が
こんなに、お姉さんになったのか」


笑っていう先生。


「おじさんぢゃないんだから!
やめてよ、先生。それに、
あの時、私が中学一年生って
知ってひどく驚いてたでしょ?」


「ぁあ、それはもう。
すごく大人っぽかったからな」


「先生、あの時はありがとう。
わたし、先生を始めて学校で見た時に
すぐにわかったよ。」


「ごめんな、今まで
思い出せなくて。」




「お前はこの時点で
特別な生徒かもなっ」


先生は笑っていた。