内緒の気持ち

「ロマンチックだなあ」

ポツリと呟く私。

うんうんと、頷く吉岡くん。

「佐藤、」

「ん?」

振り向いた時
私達は軽くキスをした。


今、よ
吉岡くんとき、きかき

キスを、、、。



キスされたの?
あたし
それとも

偶然?



「偶然なんかぢゃないぜ」

吉岡くんは意地悪に笑う

え、あたし今心の声が
でてた?


「え?」

そう返すと

「ごめんな、抑えられなかった」
吉岡くんは、わたしに謝る


「雰囲気にのまれたってこと?」


「それもあるかも。
でも、おれ入学式のときから」

そう彼がいいかけた時、

「おい、吉岡あ、お前
部活は?」

わたしの後ろから
低い声が、、


振り向くと居たのは

やっぱり先生。


「す、すいません、戻ります」


吉岡くんは
わたしにごめんっというと
走り去った。


「先生、、。」

「佐藤じゃないか!
何してたんだ?」

「オレンジ色の廊下が綺麗で
見惚れてたら、吉岡くんが来て」

「きて?」

「きて、、きました!」

「それだけ?」

それだけっ?って、
もしや、キス見られてたとか??


「告白されました。」