それからは、
きちんと見学せず体育に出た。
今日一日は体育や保健のない日。
先生の顔がみたくて仕方ないのに、
会えなかった。
会いに行こうかな。
でも迷惑かな、
そんなことばかり考えながら
とぼとぼ、オレンジ色の
もう時期沈みそうな太陽の
光に照らされた
オレンジ色の廊下をとぼとぼ
歩く。
ースタスター
誰かの走ってくる音が聞こえる
ー先生だったらいいなー
不意にそんなことを思う。
だけど、そこに居たのは
サッカー部の格好をした
吉岡くん。
私が寝言を言ったあの日
私を起こしてくれた、
私の前の席の男子。
「おっ、佐藤!」
「あ、吉岡くん」
「なにしてるの?」
そう聞かれても、
先生に会いに行くか
いきまいか、
迷ってた。なんて言えるはずもない。
「んー、ウォーキングよ!」
「おばさんかw
それに廊下でかよ!」
「あはは!
でもね、吉岡くん見てよ!
オレンジ色の廊下だよ?
ロマンチックでしょ?
ウォーキングは嘘だけど、
綺麗だからさっ見てたの」
そう私はオレンジ色の廊下を
指差しながら言った。
「綺麗だな、」
吉岡くんは言った。
「本当に。」
わたしもそう返した
きちんと見学せず体育に出た。
今日一日は体育や保健のない日。
先生の顔がみたくて仕方ないのに、
会えなかった。
会いに行こうかな。
でも迷惑かな、
そんなことばかり考えながら
とぼとぼ、オレンジ色の
もう時期沈みそうな太陽の
光に照らされた
オレンジ色の廊下をとぼとぼ
歩く。
ースタスター
誰かの走ってくる音が聞こえる
ー先生だったらいいなー
不意にそんなことを思う。
だけど、そこに居たのは
サッカー部の格好をした
吉岡くん。
私が寝言を言ったあの日
私を起こしてくれた、
私の前の席の男子。
「おっ、佐藤!」
「あ、吉岡くん」
「なにしてるの?」
そう聞かれても、
先生に会いに行くか
いきまいか、
迷ってた。なんて言えるはずもない。
「んー、ウォーキングよ!」
「おばさんかw
それに廊下でかよ!」
「あはは!
でもね、吉岡くん見てよ!
オレンジ色の廊下だよ?
ロマンチックでしょ?
ウォーキングは嘘だけど、
綺麗だからさっ見てたの」
そう私はオレンジ色の廊下を
指差しながら言った。
「綺麗だな、」
吉岡くんは言った。
「本当に。」
わたしもそう返した

