―――だが、それから綾音の俺へのアプローチはそれから毎日続くようになった。


『風間くん好き!!』から始まって、『一緒に帰りませんか!』までもう様々で、…しばらくすると綾音から話しかけれれないと違和感を感じてしまうくらいまでにはなっていた。




…そして、2年生になってから告白され、


『…いいよ、じゃあ付き合ってみる?』


俺はアイツにそう言ったんだ。





あっちから告白してきたくせにこんな展開になるとは予想していなかったのか、不覚にも可愛いだなんて思ってしまった目をまんまるにした真っ赤な顔は未だに忘れることができない。